工場や倉庫での水害対策の必要性とポイントをご紹介!

今回は、工場や倉庫における水害対策の必要性やそのポイントをご紹介したいと思います。近年では、突然猛烈な雨が降ってくる『ゲリラ豪雨』が夏の風物詩のようになってきています。さらに昨年には、広島県や岡山県において、誰も予想しえなかった甚大な被害をもたらした『西日本豪雨』など、集中豪雨による水害も多くなっているように思えます。
今年の夏を考えた場合でも、つい先日、台風10号が西日本を縦断し、各地で土砂災害や浸水被害が発生したのは記憶に新しいことだと思います。こういった水害は、お客様の大切な製品を製造・保管する工場や倉庫にとって、非常に恐ろしいものだと言えます。例えば、工場や倉庫で浸水被害が発生してしまうと、お客様の大切な商品がダメになってしまったり、製造を行うためのさまざまな設備が故障してしまったりと、企業の運営すら危ぶまれる甚大なダメージを受けることとなってしまいます。
それでは、工場や倉庫を運営する場合、どのような水害対策を考えていけばよいのでしょうか?今回は、水害対策を進める場合に注意しておきたいポイントをご紹介します。

工場や倉庫における水害対策の必要性について

それではまず、工場や倉庫における水害対策の必要性について簡単にご紹介していきましょう。そもそも『水害』とは、淡水や海水、豪雨などによって引き起こされる災害の総称で、一口に水害と言っても複数のカテゴリーに分類されます。最もわかりやすい例は、豪雨や台風などによって河川の水位が大幅に増してしまい起こる洪水です。近年では、豪雨災害が増加しており、先日の台風10号の際にも、テレビのニュース映像などで、河川が氾濫し住宅が浸水してしまっている状況を目にした人が多いのではないでしょうか。このように、水害の中でも浸水被害は比較的身近にあるものだと考えておかなければいけません。
他にも、地域の排水機能が追い付かなくなることで発生する内水氾濫や、台風などの影響で海面の水位が上がってしまうことで起こる高潮、地震の影響などで発生する津波などと水害にも様々な種類があるのです。それでは、工場や倉庫の運営を考えた場合、水害対策が特に重要になるのはなぜなのでしょうか?
以下で見ていきましょう。

工場や倉庫に甚大な被害をもたらす水害

それでは工場や倉庫における水害対策の必要性を具体的に考えてみましょう。冒頭でもご紹介しましたが、水害は工場や倉庫に甚大な被害をもたらし、事業の存続すら脅かす可能性があるため、しっかり対策を進めなければいけません。
水害によって工場や倉庫が受ける可能性がある被害は以下のようなことです。

  • 製造工場における浸水被害…
    製造工場などにおいて、屋内にまで水が侵入してしまった場合には、まず建物自体や製造を担う機械・設備がダメージを受けてしまいます。製造工場などに設置されている機械が浸水で壊れてしまうと、建物に大きな被害が無かったとしても、工場の稼働ができなくなり致命的な機会損失となってしまう可能性があります。さらに、浸水被害に遭った工場が食品工場などであった場合、工場を再稼働するためには消毒やバリデーションなども必要になり、復旧までの期間やコストが通常の製造工場よりもかかると予想されます。
  • 物流倉庫における浸水被害…
    お客様の大切な商品を預かる物流倉庫などで浸水被害があり、商品が水に濡れてしまうと、商品価値がなくなってしまう可能性があります。当然、倉庫の復旧にも多大なコストがかかってしまいます。
  • 従業員に危険も…
    企業にとって水害とは、建物や設備、商品に何らかの被害が発生するだけでなく、大切な従業員が怪我をしてしまうリスクも考えなければいけません。例えば、突然浸水被害が発生してしまうと、パニックになることも少なくなく、避難時に慌ててしまい怪我をしてしまうことは十分に考えられます。さらに、大規模な水害となると、従業員が逃げ遅れてしまい、命が危険に晒されてしまう恐れすらあります。

上記のように、工場や倉庫などが水害によって受ける影響は非常に大きなものと考えておかなければいけません。場合によっては、水害による被害が大きすぎて、再起が難しく、倒産してしまうケースもあることでしょう。そのような最悪の事態を回避するためにも、普段からの水害対策が非常に重要になるのです。

工場や倉庫における水害対策のポイント

それでは最後に、工場や倉庫において水害対策を進める場合に頭に入れておきたいポイントをご紹介したいと思います。
実は、工場や倉庫での水害対策を考えた場合、最も重要になるのは『予防』の一言に尽きます。水害というものは、台風や豪雨、地震による津波など、自然によって引き起こされる事象となるため、工場や倉庫の立地を考えた場合、避けようがないこともあるのです。つまり、これから工場や倉庫の建設を進める場合は、「水害に遭いやすい場所」を避けるようにする予防がとても重要です。例えば、土地が低い場所に施設を建設した場合、豪雨や台風による洪水が発生すれば、屋内まで浸水してしまうリスクが高くなってしまいます。当然、施設のすぐそばに海や河川があるといった場合にも、氾濫や津波などによる水害被害を受けるリスクが高くなってしまいます。
工場や倉庫における水害対策は、「水害リスクが高い場所から移転する」など、大規模な水害が発生した場合でも、被害を最小限に抑えることができるような予防対策を講じるのがとても重要になります。具体的な対策としては、以下のような方法があります。

ハザードマップをチェック
工場や倉庫において具体的な災害対策を計画する際には、国土交通省が公開している『ハザードマップポータルサイト』の活用がオススメです。このサイトでは、土地ごとに注意しておかなければならない災害を種類別にリサーチできますので、どういったリスクががあるのかを確認することが可能です。特に施設の建設時には、できるだけリスクの少ない場所を選ぶために活用しましょう。
参考:国土交通省『ハザードマップポータルサイト
従業員への水害対策の周知
従業員へは、水害のリスクを周知しておくことも重要です。普段から水害に対する意識を持たせておけば、災害発生時にもスムーズに避難活動に移ることが可能になります。したがって、定期的にさまざまな災害を想定した訓練を行っておくなど、万一の際には安全に避難できるように準備しましょう。なお、企業の防災担当者などは、災害発生時に従業員がどのような行動をとるべきか考え、それを周知する必要があります。
災害時の対応を決めておく
災害発生時に、「従業員はどこに避難するのか?」「重要書類はどこに移動させるのか?」「機械・設備の取り扱いは?」など、緊急時の行動を予め決めておくのも大切です。実際に水害が発生した場合には、頭では分かっていてもパニックで体が動かない…などといったことも考えられますので、避難時の行動計画をきちんと決めておき、いざという時にスムーズに動けるように備えるようにしましょう。

上記のように、工場や倉庫など、企業が水害対策を考えた場合には、事前にどれだけの『予防』ができているのかで災害による被害規模が大きく変わってくることでしょう。さらに、クライアントの事も考えた場合には、自社が水害で業務停止になった際に、代理で製品を製造してくれる会社などと提携しておくといった対策も有効です。こういった災害対策では、自社のことばかりを考えがちですが、クライアントの事業に悪影響を与えないための対策も求められます。

まとめ

今回は、工場や倉庫における水害対策の必要性や、その注意ポイントについてご紹介してきました。近年では、地球温暖化の影響もあってか、豪雨や台風による水害の発生が非常に増えているように思えます。昨年、非常に大きな被害をもたらした『西日本豪雨』の記憶も新しい中、今年も台風10号による水害が発生しています。
今まで水害による被害があまり発生していなかった地域でも、今後どのようになるかわかりませんので、事業や従業員を守るためにも、きちんと水害対策を考えていくようにしましょう!

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